これイタリア語でなんて言うの? Vol.5 “食べられません”

ども、賛助会員のチャオレイです。

こちらのコーナーでは、自著『食べる指さし会話帳・イタリア』のページを使用して、イタリア料理関係者の皆様に役立つイタリア語の情報を提供いたします。

さて、今日の一言は、”Non posso mangiare~.”、「~が食べられません」です。

今は人々の嗜好も多様化している時代。アレルギーや宗教的理由だけでなく、健康法や主義などによっても食べるものを選ぶ方も増えてきています。 食べられないものはきちんと伝え、食べられるもので食事を楽しんでいただけたらと思います。

“Non posso mangiare ~ (ノン ポッソ マンジャーレ)” =「私は~が食べられません」

【こんな風に使います】

  • 本来、他動詞であるマンジャーレの後には「~が」という目的語が本来続きます。この本にはアレルギーや食べられないもの候補がリストに載っています。
  • パスタの国イタリアでも、グルテンアレルギーの方は多く、現代病とされています。アレルギーの方にも使えるフレーズです。
  • “Non posso mangiare la carne.”=「肉が食べられません」。今後肉を食べる人口が減ってくると言われています。そんな時にも役に立つフレーズです。

【面倒な人は読まなくてもいい解説】

”Sono allergico/a ai crostacei.”=「私は甲殻類アレルギーです」という風に、アレルギーの方は使えます。男性が言う時はSono allergico a、女性が言う時はSono allergica aと形容詞が変化します。

イタリアではちゃんと自分の希望を伝えたほうが良いので、強く勧められても、食べられないものは断りましょう。大抵のお店でサラミとチーズとパン、またはサラダは作ってくれますので、何もない時はそれでしのぐこともできます。

ではまた、a presto(ア・プレスト)!

【チャオレイのプロフィール】
本名、堀込玲。日本イタリア料理協会賛助会員。学生時代にイタリア語専修で学び、卒業後はイタリア専門の貿易商社勤務。当時28歳でイタリア旅行全般に使える「旅の指さし会話帳・イタリア」を書きまとめ、今も発売中。4年間のミラノ駐在中にイタリア料理の魅力に目覚める。その後某パスタメーカーの日本オフィスに15年間勤め、その間に「食べる指さし会話帳・イタリア」を出版したものの絶版。現在はIBグロワーズ合同会社代表として、オリーブオイルとパスタのブランドマネジメント業に従事。

食べる指さし会話帳7 イタリア<イタリア料理> (食べる指さし会話帳シリーズ) 堀込 玲 著 小暮 満寿雄 イラスト

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食べる指さし会話帳7 イタリア<イタリア料理>
(食べる指さし会話帳シリーズ)

堀込 玲 著 / 小暮 満寿雄 イラスト
出版社:情報センター出版局