これイタリア語でなんて言うの? Vol.8 “イル ピアット ティーピコ ロカーレ(代表的な郷土料理)”

賛助会員のチャオレイです。

ようやくイタリアへの訪問が隔離の待機がなくなりましたね。日本からイタリアへ行く場合には、基本的にワクチン接種証明書と質問票に答えるだけで渡航可能ですし、帰国時はさらにいくつかの検査や書類が必要になりますが、イタリアに行くことがまた日常に戻ってきつつあります(3月7日現在)。

さて、こちらのコーナーでは、自著『食べる指さし会話帳・イタリア』のページを使用して、イタリア料理関係者の皆様に役立つイタリア語の情報を提供いたします。

さて、今日の一言は、“il piatto tipico locale(イル・ピアット・ティーピコ・ロカーレ)”、「代表的な郷土料理」です。

いろいろなイタリアの街に行って、その場所で長く食べ続けられてきた料理を味わうことは、その街の風土や歴史、文化を知ることができて、イタリア旅行の大きな楽しみになります。今は情報が進み、どうしても食文化も同一化が進んでしまいがち。

そんな時に、この言葉を使って、その街のいにしえの風景を想像していただくと楽しいかと思います。

“il piatto tipico locale(イル・ピアット・ティーピコ・ロカーレ)”
=「代表的な郷土料理」

【こんな風に使います】

  • 地元のトラットリアで注文する時
  • ワインの場合は、“il vino tipico locale (イル・ヴィーノ・ティーピコ・ロカーレ)”に変更するだけでOK!

【面倒な人は読まなくてもいい解説】

  • 文法的には、名詞piatto(料理)が男性名詞なので定冠詞はil.
  • そしてその男性名詞piattoを修飾する形容詞も男性形tipoco、さらにlocaleは男性でも女性でも語尾がeなので、変化しません。

ではまた、a presto(ア・プレスト)!

【チャオレイのプロフィール】
本名、堀込玲。日本イタリア料理協会賛助会員。学生時代にイタリア語専修で学び、卒業後はイタリア専門の貿易商社勤務。当時28歳でイタリア旅行全般に使える「旅の指さし会話帳・イタリア」を書きまとめ、今も発売中。4年間のミラノ駐在中にイタリア料理の魅力に目覚める。その後某パスタメーカーの日本オフィスに15年間勤め、その間に「食べる指さし会話帳・イタリア」を出版したものの絶版。現在はIBグロワーズ合同会社代表として、オリーブオイルとパスタのブランドマネジメント業に従事。

食べる指さし会話帳7 イタリア<イタリア料理> (食べる指さし会話帳シリーズ) 堀込 玲 著 小暮 満寿雄 イラスト

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食べる指さし会話帳7 イタリア<イタリア料理>
(食べる指さし会話帳シリーズ)

堀込 玲 著 / 小暮 満寿雄 イラスト
出版社:情報センター出版局