ども、賛助会員のチャオレイです。
こちらのコーナーでは、自著『食べる指さし会話帳・イタリア』のページを使用して、イタリア料理関係者の皆様に役立つイタリア語の情報を提供いたします。
さて、今日の一言は、”Posso portare via~.”、「~を持ち帰っていいですか?」です。
特に例文ではワインが飲みきれなかった時に使うフレーズとして、載せています。「もう一本飲みたいなあ」と思って頼んだのに飲みきれなかった時、ホテルで続きを飲むのも旅の楽しみ。イタリアンレストランの場合、料理は持って帰れないことが前提ですが、ワインは聞いてみてはいかがでしょうか?
“Posso portare via questo vino?(ポッソ ポルターレ ヴィア クエスト ヴィーノ)”
=「このワインを持って帰ってもいいですか?」
【こんな風に使います】
- レストランでサーブされた料理は無理ですが、ピッツァでしたら、持ち帰りが一般的です。
- 塩コショウなども小さな小袋に入っているものがあります。これらも持ち帰り可能です。
- 特にホテルのレストランで部屋に持ち帰りたい時などは、”nella mia camera(ネッラ ミア カーメラ)”と続ければ、カトラリーやコーヒーカップなどを借りたりする時に便利な言葉です。
【面倒な人は読まなくてもいい解説】
- 「ワイン=vino」は、男性名詞。なので、指示代名詞「この=questo」も男性形でoで終わります。
- もしこれが「ピッツァ=pizza」の場合は女性名詞なので、指示代名詞は同じ「この」でも=questa、となります。
- Viaとは、「通り」のことを指したり、「外」のことを指したりする時に使います。”via via”と言われたら、「あっち行け」という意味です。
ではまた、a presto(ア・プレスト)!
【チャオレイのプロフィール】
本名、堀込玲。日本イタリア料理協会賛助会員。学生時代にイタリア語専修で学び、卒業後はイタリア専門の貿易商社勤務。当時28歳でイタリア旅行全般に使える「旅の指さし会話帳・イタリア」を書きまとめ、今も発売中。4年間のミラノ駐在中にイタリア料理の魅力に目覚める。その後某パスタメーカーの日本オフィスに15年間勤め、その間に「食べる指さし会話帳・イタリア」を出版したものの絶版。現在はIBグロワーズ合同会社代表として、オリーブオイルとパスタのブランドマネジメント業に従事。