ども、賛助会員のチャオレイです。
こちらのコーナーでは、自著『食べる指さし会話帳・イタリア』のページを使用して、イタリア料理関係者の皆様に役立つイタリア語の情報を提供いたします。
さて、イタリア語を勉強する時に最初に覚える「ブオンジョルノ」、これって書くときにBuongiornoとくっつけて書くのが一般的であることはご存じでしたか?イタリア語を勉強した人ほど、Buon=Good, giorno=day、だから「グッドモーニング」と一緒だな、とついつい書くときにBuon giorno!と書きがち。そして文法的には両方とも正解です。
でも、イタリア人からのメッセージではBuongiorno Rei とくっつけて書いてくることが一般的です。なので、書くときはぜひBuongiornoを使ってみてください。
Buonasera(こんばんは)、Buonanotte(おやすみなさい)の場合、離して書くことが一般的ですが、くっつけて書いても正解です。
“Buongiorno” =「こんにちは」
【こんな風に使います】
- 初めて会う人には「チャオ」ではなく、「ブオンジョルノ」を使ったほうが絶対に良いです。Ciaoは親しい仲の友人に対して使ってくださいね。
- 「チャオ」と「ブオンジョルノ」で迷ったときは、相手に合わせるのもあり。相手が「チャオ」と親しみを持って言ってくれたら自分も「チャオ」。相手が「ブオンジョルノ」なら自分も「ブオンジョルノ」。
- メールやWhatsApp(イタリアでもよく使用されているLineのようなメッセンジャーアプリ)などでも、仕事仲間には「ブオンジョルノ」が基本。
- 「ブオンジョルノ」が何時まで使えるかというと目安は4時くらいです。4時過ぎたらBuonasera(こんばんは)。

【面倒な人は読まなくてもいい解説】
なぜくっつけて使うことをお勧めするかというと、一般的にくっつけて使っているからだけでなく、書き言葉の使い方によってはくっつけて使わなければいけない場合もあるからです。
Hai dato il Buongiorno a Mamma? =お母さんに「おはよう」って言ったの?
こちらは書き言葉になるので、あまり使うことはないかもしれませんが、こんな感じです。
ではまた、a presto(ア・プレスト)!
【チャオレイのプロフィール】
本名、堀込玲。日本イタリア料理協会賛助会員。学生時代にイタリア語専修で学び、卒業後はイタリア専門の貿易商社勤務。当時28歳でイタリア旅行全般に使える「旅の指さし会話帳・イタリア」を書きまとめ、今も発売中。4年間のミラノ駐在中にイタリア料理の魅力に目覚める。その後某パスタメーカーの日本オフィスに15年間勤め、その間に「食べる指さし会話帳・イタリア」を出版したものの絶版。現在はIBグロワーズ合同会社代表として、オリーブオイルとパスタのブランドマネジメント業に従事。