賛助会員のチャオレイです。
イタリアとの往来が増え、ヴェローナで行われるイタリア最大のワインの見本市「ヴィーニタリー」やパルマで開催される食品の見本市「CIBUS」に行かれた方も多いようでうらやましいです。
一方、イタリアの方が日本に出張するには、日本大使館にて短期労働ビザの取得が必要であるため、まだまだ来日者は少ない状態です。6月から日本への受け入れは大幅に回復しそうですので、また日本での観光や料理を楽しんでほしいですね。
さて、こちらのコーナーでは、自著『食べる指さし会話帳・イタリア』のページを使用して、イタリア料理関係者の皆様に役立つイタリア語の情報を提供いたします。
さて、今日の一言は、“più o meno(ピュ オ メーノ)”、「だいたい」です。
言葉の意味としては、
Piùは、「より多い」、
Oは、「あるいは」、
Menoは、「より少ない」、
なので、「多かれ、少なかれ」という日本語がぴったりと合います。
*ちなみにこのuの上のアクセント記号の打ち方は下記(Windowsの場合)。
- 日本語の状態で、[Shift]キーを押しながら[u]キーを押し、「U」を入力します。まだ入力は確定させません。
- [変換]キー([Space]キーではなく)を複数回押すと候補が表示されるので、「ù」を選択。
- [Enter]キーで確定します。
“più o meno(ピュ オ メーノ)” =「だいたい」
【こんな風に使います】
- più o meno 20 euro =「だいたい20ユーロくらい」
- più o meno uguale =「だいたい同じだよ」
- più o meno così =「だいたいこんな感じ」
- paglierino più o meno intense =「割と強めの麦わら色(白ワインなど)」

【さらに詳しい解説】
- 文法的には、副詞節なので、後ろの形容詞などは名詞に合わせて格変化します。
- Piùもmenoも比較級では欠かせない言葉なので、比較級も合わせて調べてみてくださいね。
ではまた、a presto(ア・プレスト)!
【チャオレイのプロフィール】
本名、堀込玲。日本イタリア料理協会賛助会員。学生時代にイタリア語専修で学び、卒業後はイタリア専門の貿易商社勤務。当時28歳でイタリア旅行全般に使える「旅の指さし会話帳・イタリア」を書きまとめ、今も発売中。4年間のミラノ駐在中にイタリア料理の魅力に目覚める。その後某パスタメーカーの日本オフィスに15年間勤め、その間に「食べる指さし会話帳・イタリア」を出版したものの絶版。現在はIBグロワーズ合同会社代表として、オリーブオイルとパスタのブランドマネジメント業に従事。