漁獲量が極めて少ないことから、幻の魚とされる天然のスマ。愛媛県では、スマのおいしさをできるだけ多くの人に届けたいとの思いから、2013年より愛媛大学と共同で、スマの養殖の研究に着手。

漁獲量が極めて少ないことから、幻の魚とされる天然のスマ。愛媛県では、スマのおいしさをできるだけ多くの人に届けたいとの思いから、2013年より愛媛大学と共同で、スマの養殖の研究に着手。
スエの養殖魚「媛スマ」は、全身がマグロのトロのような脂ののりで、背は中トロ、腹は大トロとも評されます。和食店では、そのまま刺身や鮨などで提供されることが多いのですが、「スーツァンレストラン 陳」の井上和豊料理長は、中華の技を駆使して、それとは違った「媛スマ」の美味なる調理法を紹介してくれました。
気に入った食材のみでコース料理を構成する、超人気のフランス料理店「銀座 大石」の大石義一さん。「厳選した食材だけに、ちょっと使ってやめるということはあまりなく、長く使い続けることが多いです」と言います。愛媛県が自信をもって提供する「媛スマ」は、そんな大石さんに選ばれた食材のひとつ。まるでマグロの大トロのような口どけと風味でゲストたちを楽しませています。
伊予柑、ポンカン、河内晩柑の未成熟果「媛プチ柑」。愛媛県の人々の柑橘への愛情と柔軟な発想力が、それまで廃棄されていた未成熟果に新たな命を吹き込んだのでした。
愛媛県では、これまで摘果によって廃棄され …
昨年に引き続き、愛媛銀行主催の「MADE …