イタリアの伝統菓子「パネットーネ」の日本での普及を目的とした団体パネットーネ・ソサエティ （2020年11月1日設立）は、昨年の第1回（応募作品 20 うち最優秀賞 1、優秀賞 6）に引き続き、今年も「パネットーネ・コンテスト in Japan」を 11月に開催します。
パネットーネとは
イタリア・ミラノ発祥のクリスマスのお菓子。今ではイタリアのみならず世界各地で作られています。イーストではなく、自家製の発酵種を使い、複雑な工程と長時間発酵を経て完成する、イタリアの伝統菓子の中でももっとも難しいものの一つと言われます。それゆえに、お菓子職人、パン職人、また粉物発酵に魅せられた料理人にとっては面白く、経験と個性を発揮できるお菓子です。
コンテストの目的
合成保存料などの添加物を用いず、上質な素材のみを使った職人による手作りのパネットーネ（パネットーネ・アルティジャナーレ）を対象とし、その出来栄えを競うことで、日本におけるパネットーネのクオリティの向上を目指します。
高い評価を得たパネットーネをより多くの消費者に伝えることで、職人手作りのパネットーネへの関心を高め、イタリア発酵菓子業界全体の拡充を図ります。
参加者及び入賞者
パン職人、菓子職人、ピッツァ職人、料理人といったプロがコンテストの参加対象者。入賞者は次のコンテスト開催まで、入賞ロゴシールをパッケージに付与することができます。
最優秀賞作品は、12 月 2 日（土）と 3 日（日）に日本橋三越本店で特別販売、さらに台湾のイタリア食材輸入会社 Hsei Yi co., Ltd.が現地で 12 月 12 日に開催するパネットーネ・パーティに出品されます。また、イタリア大使館のクリスマス・パーティにも贈呈予定。
審査
一次審査と最終審査の２回。技術審査員（経験豊富な職人）及び専門審査員（ジャーナリスト）が試食を行い、イタリア現地で行われる同様のコンテスト評価に準じて採点。一次審査はブラインド試食で非公開。最終審査は公開式、一次審査を通過した職人自らがパネットーネをカットし、作品を審査員に説明します。
審査員
審査委員長
鈴木弥平氏（「ピアットスズキ」オーナーシェフ、「トラットリア・ケ・パッキア」オーナー）
審査員
秋元英樹氏（「ブーランジェリー・コシュカ」オーナーベーカー 第 1 回パネットーネ・コンテスト in Japan 最優秀賞）
ガブリエレ・リヴァ氏（「LESS」シェフ）
カルミネ・アマランテ氏（「アルマーニ/リストランテ」シェフ）
フランソワ・タッリアラテラ氏（「ジョリッティ」ペストリー・シェフ）
清水美穂子氏（ブレッド・ジャーナリスト）
特別審査員（イタリアより来日）
フェデリコ・アンツェッロッティ氏（菓子職人 イタリア ICE/ITA のコンサルタント）
＊審査員メンバーは変更する可能性があります。
審査部門
ミラノ伝統パネットーネ
使用可能なフルーツはレーズン、オレンジピール、シトロンピールのみ、表面はクープのみでアイシング不可、高さは任意。重量 500g（±50g を超えると減点）。
参加レギュレーション
- 事務局にメールで所定の参加申込書を送信。
- コンテスト参加料を納付。事務局からの返信を確認後、所定の期日までに出品予定パネットーネのレシピ（材料名、重量明記）を送信。
- 事務局からの返信を確認後、所定の期日までに出品予定パネットーネのレシピ（材料名、重量明記）を送信。
- 所定の期日に一次審査用パネットーネ 1 個を一次審査会場に送付。パネットーネを梱包する袋に参加者の氏名がわかるものを添付。
- 一次審査通過者（ファイナリスト）は最終審査会場に出品パネットーネを持参。最終審査及び結果発表当日の直売コーナーではファイナリストのパネットーネを販売（予約販売も含む）。
コンテスト参加料
5,000 円（税込）。ただし、パネットーネ・ソサエティのクリエイター会員（年会費 10,000円）は無料。
コンテスト日程
10 月 27 日 エントリー締め切り
11 月 7 日 一次審査
11 月 22 日 最終審査及び審査結果発表、表彰
＊最終審査は公開で、観覧希望者はチケットを購入（前売り券税込 4,400 円、当日券税込5,000 円）。
＊表彰の後、会場ではファイナリストのパネットーネの試食販売のほか、イタリアからのインポート・パネットーネの試食販売も予定。
＊表彰後の入場チケットは、前売り券税込 2,000 円、当日券税込 2,500 円。
最終審査会場
東京・代官山ガレージ
後援：駐日イタリア大使館
協賛：株式会社ウィル、株式会社ツジ・キカイ、株式会社ニップン、ルーツ貿易株式会社（五十音順）
主催：パネットーネ・ソサエティ（PANETTONE SOCIETY）