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勉強会
料理人のためのイタリア食材セミナーリオ
去る2011年1月18日(火)、リストランテ・カシーナカナミッラにて、第1回料理人のためのイタリア食材セミナーリオ (テーマ:イタリア料理概論)が行なわれました。
講師は会場のリストランテ カシーナ・カナミッラのオーナーであり当協会会員の長本和子氏。長年の現地取材を元に、豊富な写真を解説つきでスライド鑑賞しながら進められました。
今回の参加者は協会員を含む20名。内容はその料理や食材がなぜその地方にあるのかなどイタリアを根底から理解するために歴史、文化、気候も含めて紐解くなど、とても興味深いものでした。以下、第1回講習内容を簡単に記載します。
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縦軸を歴史、横軸を郷土とし古代ローマ時代、中世カテリーナ・メディチの考察
クチーナリッカ(貴族料理)とクチーナポーヴェラ(庶民料理)の違いについて
- 現在の流れ
庶民料理を基礎とする家庭料理、地方料理が主にイタリア料理と呼ばれる
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各地方食材の違い(概略)
各地方の郷土性が特徴で気候風土により油脂をはじめとする食材に大きな違いがある
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各地方共通の考え方
共通性として1皿の使用食材数が少ない、腹持ちが良い、穀類をつかったプリモピ アットがある、お金をかけない、スパイスより野菜や香草を多用する、など
