グラン・コンコルソ・ディ・クチーナ2011


在日イタリア商工会議所が主催するイタリア料理のコンクール「グラン・コンコルソ・ディ・クチーナ2011」が去る12月14日(水)に、服部栄養専門学校で最終実技審査会が開催されました。

このコンクールは、日本のイタリア料理界を担う新しい料理人の発掘および日本における本場イタリア郷土料理の知識向上と普及を目指すものです。今回のテーマ「イタリア料理:伝統と創造性」を基に、最終審査まで進んだ10名による課題食材のパスタとプリモピアットの実技審査が同日に行なわれました。審査員は当協会の落合会長のほか、エリオ・オルサーラ氏、マリオ・フリットリ氏など8名。

制限時間1時間の内にパスタとプリモピアットを各2名分作り上げることが条件で、審査はその調理技術と味、伝統的イタリア料理の尊重性、創造性の4項目の評価で採点されます。

最終審査まで進んだ10名は慣れない環境と時間制限の中で苦労しながらも、調理中に審査員へ笑顔で調理内容を解説するなど和やかなムードもありましたが、制限時間10分前ほどからはいきなり緊迫ムードへ。ラストスパートの熱気とその調理作業のスピード感は見ている者の目をくぎ付けにしました。

熱気が冷めやらぬうちに試食にうつりましたが、審査員からは「Buono!」の連呼。
すべての参加者の料理で「Buono!」の声が起きました。

そして結果発表。今回の優勝はBARABABAOの山﨑大輔氏となり、山﨑氏にはイタリア・ナポリの往復航空券にグランドホテル ラ・メデューサの宿泊券など、豪華景品が送られました。最終審査には当協会会員であるタンタローバの林祐司シェフも残っていましたが優勝は逃したものの入賞され、賞状が贈られました。

グラン・コンコルソ・ディ・クチーナ2011
各調理台に分かれて調理スタート

グラン・コンコルソ・ディ・クチーナ2011
審査員の目も真剣そのもの

グラン・コンコルソ・ディ・クチーナ2011
評価をチェックシートに記入していきます

グラン・コンコルソ・ディ・クチーナ2011
仕上がった料理はネームプレート前に展示されます

グラン・コンコルソ・ディ・クチーナ2011
優勝したBARABABAO山﨑氏

グラン・コンコルソ・ディ・クチーナ2011
審査員の落合会長とタンタローバ林シェフ

グラン・コンコルソ・ディ・クチーナ2011
審査員・参加者全員で記念撮影

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